寝台急行はまなす

札幌駅 22:00発 増結12両編成 青森行き

香港・深圳ツアーレポ

僕が参加している勉強会のメンバーの方々と香港と深圳に行ってきましたので、簡単なレポートをしたいと思います。

 

 

香港ではvxconというセキュリティイベントに参加するのと、深圳では電気街探索と基板発注、現地の工場訪問と見学が目的でした。

 

4/25

羽田0時発の香港エクスプレスで4時半ごろ香港に着き、入管の手続き後、両替してロビーに出ました。

 

香港国際空港のロビー

 

ロビーでiPhoneのSIMをチャイナ・テレコムのSIMを差し替えて、オクトパスカードを200HKDで購入しました。

オクトパスカードは日本のSuicaのようなもので、これで地下鉄やバス、コンビニの買い物などを済ますことができます。

 

オクトパスカードを買う端末

 

地下鉄で旺角(モンコック)に移動して、荷物をホテルに置いた後、昼食を食べました。倫敦大酒樓の飲茶はめっちゃ美味かった!

 

 

倫敦レストラン

飲茶とチャーハンが美味しかった

 

昼食後、先達広場と女人街を探索しました。

先達広場は中古スマホ売り場で、女人街はアメ横みたいな感じです。

https://digicool.org/wp/?p=2572

 

女人街

 

 探索後、旺角のダーツバーに行きました。

会社のダーツ部の方々と香港からオンライン対戦をしようと思い入ったのですが、タイミングと連絡が上手く取れず対戦は出来ませんでした。

1クレジット5HKDだったので、80円ぐらい?。香港のほうが安かったですね。

I want to play Darts とかクッソ雑な英語で店入れましたw

 

4/26

朝食は旺角の地元民向けフードコートに行ってお粥を食べました。

 

朝食後、朝市的な場所を見学して、旺角東にあるショッピングモールに歩いていきました。

 

果物がたくさん売られてた

 

果物じゃなくね?

 

ショッピングモールはキレイ。日本にいるようです。

 

香港のガチャ、回し方がわからない

 

本屋さんで売ってた本。翻訳されたラノベもありました。

 

香港の街中は2階建てのバスと乗り合いのマイクロバスがビュンビュン走ってます。

旺角東から旺角に戻るため、歩き疲れたのでマイクロバスに乗ってみたのですが、降り方がわかりません。

止まったときに降りる人に後からついて降りたら旺角とは逆の地点でした。

あわててググってどうやら「マウロ!」と言うと降りれるそうなのでもう1回乗って、旺角付近で下車しました。

バス停の案内表示板見ても行先とバス停はわかるのですが、バス停の場所がわからないので、Googleマップ見ながら近づいたら降りるって感じですかねw

 

 

そんな風にショッピングモールから戻り深水埗(シャムスイポー)の黄金電脳商場に行ってきました。

秋葉の昔のラジオ会館みたいな感じの場所でした。

http://hongkongshenzhen.seesaa.net/article/shenshuibu-dennougai.html

 

深の都、中は中野ブロードウェイみたいな感じです。

 

世界の加藤鷹さん

 

夕方に明日のvxcon会場に移動して翌日のイベントの人たちと夕食を食べました。

海鮮が美味しかった。

 

4/27

Vxconというセキュリティイベントに参加しました。今回のツアー参加者にこのイベントに参加する方々がいらっしゃったので、共連れで参加しました。

https://www.vxcon.hk/

 

自分は今回のツアーを先導してくれた方の掃除機ハックをデモするお手伝いをしてました。

→ルンバを分解してArduinoからプログラムを書き込んでコースを走らせるのを体験する感じです。

https://qiita.com/nanbuwks/items/6b7c2ee0a9b75843097e

https://qiita.com/nanbuwks/items/f557baebc3406e9a6edb

 

 

 イベント終了後、チャーターバスでお店に移動して打上げをしました。

マッカランを回し飲みするなど、学生サークルのようなテンションで海外の人は元気だなーと思いましたw

 

4/28

香港から地下鉄で香港と中国の国境となる羅湖口岸に移動、イミグレして中国に入りました。

 

羅湖口岸からは地下鉄で深圳の電気街までは5駅ぐらいで近いです。

 

 

深圳に到着後、ホテルにチェックインしてから再度集合して、現地の子供向けに掃除機ハックイベントを行いました。

https://atnd.org/events/105541

掃除機ハック後の夜は、Kicadで各々基板作成の勉強会をしました。

https://atnd.org/events/105538

 

華北強のコワーキングスペース

 

掃除機ハックイベント中

 

公園に卓球台があって市民の方が楽しんでる、めっちゃ中国っぽい

 

小腹が減って入ったホテル前のレストランでやってた変形金剛3、トランスフォーマーかなと気づいた。

 

深圳で泊まったホテル、とてもよかった。

 

4/29

午前中は深圳の電気街を探索しました。大通りを中心にPCパーツのビル、電子パーツのビルなどがずらっとビルが並んでいます。

中は壮観で迷路のように入り組んでいます。

ビルの中ではいたるところで梱包作業が繰り広げられており、ガムテープ(通称人民テープ)を貼るビャァービヤァーという音が鳴り響いてます。

 

今回のツアーを先導してくれた秘密結社の総統。常に白衣を着ています。

USBメモリ屋さんで購入

 

電気街を探索した後、Elecrowを訪問&工場見学してきました。

Elecrowは自社製品もありますが、格安でPCBの基板を作成してくれる会社です。

https://www.elecrow.com/services.html

会社説明や実際のラインなんかを見学させてもらったのですが、皆さんとても若かったです。平均年齢が27歳だとか。

電気街の店員さんも若い男性、女性の方が多かったのが印象的でしたね。

見学後、電気街に戻ってきてKicadやって、食事して終了しました。

 

 

会社説明をして頂く

 

工場ライン

人民テープ!!!!!

 

4/30

平成最後の日です。

工場を2か所はしごするですのが、場所が遠いとタクシーが行ってくれないと情報を前日に得たので、深圳から羅湖口岸に戻り、現地のおっちゃんと交渉してタクシーを1日チャーターしましたw

タクシーに乗り込み、1つ目のPCBgogoの工場に向かいました。

https://www.pcbgogo.jp/

こちらも出迎えてくれた営業の人は若い方で親切に対応頂けました。工場もきれいで設備が整っており、お昼まで頂いてしまいましたw

昼食後、次の工場に移動しました。

次は分解したルンバの工場です。ルンバを分解してハックしてる人は、日本での教育目的に転用したいそうで、打合せとルンバの製造過程の見学を行いました。

ルンバメーカの担当者もすごい若い男女の方で、翻訳アプリを使いながらコミュニケーションをお互いに取ってました。

 

ルンバの会社

 

天井が高くて工場のようです。

会社が出してるルンバ

 

懸命にプレゼン中の秘密結社総統

ルンバの組み立てライン

掃除機工場から戻り、ライトアップされた華強北のビル

 

夕食、指で選んでパックに入れる。美味かった。

5/1

最終日です。

午前中はLT大会に参加しました。

https://iotlt.connpass.com/event/129068/

昼食後、地下鉄で移動して大きな書店に向かいました。

書店で驚いたのが、多くの人が書店の地べたに座り込んで熱心に本を読んでいることでした。日本であれば即座に注意されそうですがw、これが日常なのでしょうね。

ちょうどとなりが図書館だったので、こちらも入ってみました。休日(メーデー)だったのか、雑誌コーナーと学習席しか開いてなかったのですが、ここでも多くの人が熱心に勉強されていました。

 

本屋さん

 

中国のオライリー

 

Golangの本、買えばよかったかなー

 

中国でもPythonが人気なのか本が多かった

カラオケボックスがあった

 

本屋さん前の広場、休日なこともあって多くの人でにぎわってました

 

図書館

 

雑誌の数が多くてびっくりしました。

 

本屋めぐりの後、深圳に戻ってホテルに預けていた荷物を回収、イミグレして香港に移動。

晩御飯を食べた後、空港に向かい0時発で4時半ごろ帰国してきました。

 

 雑感

いろいろ

香港は割と英語が通じますが、深圳はホテルのフロントぐらいしか通じない気がしました。安ホテルだと通じないという話も聞きます。

当然は中国語のメニューが読めないので、現地ではスマホで写真撮ったのを見せて注文してました。

香港も深圳もショッピングモールはトイレのウォシュレットがないくらいでほぼ日本と同じです。

ユニクロ無印良品、麵屋武蔵が入ってたりしてここは日本かと錯覚します。

香港では高層ビル建築の足場を竹で組むのにめっちゃ驚きました。。日本では考えられないなぁと。確かに竹は軽いし丈夫だとは思いますが。。

 

支払いについて

深圳ではWechat PayやAlipayなど、QRコードによるスマホ決済が主流です。日本でもPayPayとかLine Payがありますね。

ですがWechat Payへのチャージは中国の銀行口座とひもづいているので、口座が必要となるのですが、我々外国人観光客にはハードルがめっちゃ高いです。

以前はパスポートのみで口座が開けたようですが、規制で厳しくなっているそうです。

ポケットチャージという渋谷や新宿にある端末からWechat Payにチャージは出来るのですが、手数料で12~3%ほど持ってかれて辛いです。

なので基本的に現金で支払ってましたが、スマホ決済のみのお店に行かないよう気を付けてました。

 

移動や食べ物について

香港も深圳も地下鉄やバスなど、めっちゃ安かったです。乗っても80~90円ぐらいしかかかりません。

食堂とかの食べ物も安いです、500円あれば十分なので、物価はx0.8ぐらい?って気がしました。

食べ物はどれもおいしかったです。香港ではエスニックの影響もあるのか、パクチーがダメな人はちょっとスープや麺など注意が必要って思いました。

 

金盾について

深圳=中国本土ではGoogleFacebookがGFWの規制により見れません。VPN接続をすることにより見えるようになります。

自宅にsofteth vpnを立てていたのですがPCから接続することができませんでした…、しょうがないのでPCではググれず、Binqで検索してました。

iPhoneでは今回いっしょに同行した方がShadowsocksのサーバを立ててくれており、クライアントアプリでサーバにつないでGoogleなどをみることができました。

次行くときはShadowsocksを立ててから行こうと思いました。

 

深圳について

深圳は中国のシリコンバレーとも言われていますが、ハードウェアのCI/CDが行える場所というかプラットフォームって気がしました。

豊富に部品がありますし、おばちゃんに基板を注文したら翌日に届きますので、一気通貫でモノを作れるスピード感は日本ではできないなと思いました。

働いている人も若い人が多いですし、勢いと活気がありますね。

品質や生産の管理、蓄積されたノウハウなどは日本の製造業に一日の長はあるでしょうが、日本の製造業はいい意味で成熟されていてウォータフォール型でモノづくりしてるように思います。

それと対比すると深圳ではアジャイル型でスピーディーにハードを作りことができます、だからハードを扱うベンチャーなどは集まるのかもしれません。

しかし深圳に住んでいる日本人の方曰く、深圳も年々活気が下がっているというか面白くなくなっているそうです。

結局インターネットで基板を発注したり、taobaoで部品を購入したりできるので、深圳に来なくてもイノベーションが起こせるってことらしいです。

そういう意味では中国の至る所で日々イノベーションが起きているということなのでしょう。

 

これ欲しかったなぁ。。

 

女人街で買ったスマホケース、お気に入り

 

おしまい