AVTOKYOの一番長い日
AVTOKYO 2017に参加して半田付けしてきました。
参加者に配られた基板はこうして出来上がったという視点でレポを記します。
2017年11月5日(日) 足立区保塚地域学習センター
AVTOKYOの1週間前であるこの日、足立区の公民館に13時に集まり今回の基板製作者(@nanbuwks)より当日の流れと基板がまた到着していない知り驚く。
上が当初の構想段階であった。
残念だが力及ばずこうならなかった。
プログラムの流れ検討
今回の基板に使用したのはstm32f103c8t6でありAliexpressで非常に安価($2)で手に入る。
環境を構築するとarduinoIDEで使用可能になる。
adafruitのOLEDのライブラリを修正後プログラムを書いていた。
4時過ぎにコーヒー休憩をしてお子さんが散らかした部屋に掃除機を掛けて時間となった。
終了後は@nanbuwksファミリーを車に乗せて秋月電子八潮店に向かった。
初めて入った八潮店は通路が広く快適でここでは基板に付ける電池ボックスが調達された。
下のお子さんがとことこやってきて「う◯こ」と言われたが時すでに遅かった。
@nanbuwksファミリーを送り届けた後帰宅した。
11月9日(木) 秋葉原 ナノラボ
基板が到着し半田付けを手伝うため夜19時、秋葉原ナノラボに6人が集まった。
夜10時まで半田付けがもくもくと行なわれた。
この時点で完成していたのは150枚ほどだったろうか。
ナノラボで紙袋を頂き70枚分の部品を自宅に持って帰った。
11月10日(金) 自宅
朝家を出る前に親父に半田付け依頼を出す。
10時に帰宅するとマイコンの半田付けはほぼ終了していた。グッジョブ親父。
セブンのホットドッグを齧りながら半田付け作業が始まった。
11月12日(土)自宅、CLUB SIX TOKYO - 六本木
AVTOKYO当日である。
親父の活躍により12時過ぎにはマイコンとOLED、赤外線LEDの半田付けが完了していた。残りはスイッチであったが表面実装のため時間がかかり70枚のスイッチが付いたのは朝4時であった。
スイッチをつけた基板にブートローダを焼いた後活動限界を迎え仮眠を取った。
8時半に起床、荷物をまとめ会場の六本木に向かう。
荷物の搬入を手伝い作業スペースで半田付けとプログラム書き込みに分かれて作業が始まった。
この時点で会場オープンまで残り1時間半である。
危機を察知したスタッフ、一般参加者も加わって半田付け作業が進められた。
手伝って頂いた方云く、硫黄島のような絶望的戦いとのことである。
私は戦時中の工場で働く気分を感じることができた。
そうこうするうちに会場オープンまで後15分となったが、この時点で完成品はどれだけ出来たのか、プログラムは動いているのか、あと何枚残っているのかなど状況を把握している者はおらず混乱の坩堝である。
本来であれば入場時に基板が配られる予定だったが主催者判断により後で配布されることとなった。
誠に申し訳ない…
そうこうするうちに12時に会場オープンとなり続々と参加者が入ってきた。
半田付けスペースは会場入り口すぐのところであったためおのずと人目についたがこちらはそんなことは気にしてられない。
早く半田付けをして基板を完成させないと参加者に配布できないのである。
取り憑かれたように半田付けを続行し16時頃には何とか配布できる分を捌いて一息つけただろうか。
ラムコークを一杯飲んで一息付けた後、不良品を修正するため作業スペースに戻った。
半田不良や部品付け忘れに取り組み18時過ぎには主催者から予定数が足りたとのことで組み立て工場は稼働を終えることになった。
この時点で朝から何も食べていなかった。
ぐったりして座っていると19時を回った。
20時で終わるために片付け作業を始めないといけない。
とりあえず持ってきたものを箱に詰めていき工場閉鎖はつつがなく完了した。
クローズを見届けた後、荷物とともに会場を出た。
打ち上げの招待券を頂いたのでありがたく中華をがっついた。
北京ダッーーーーーク!!
23時前に打ち上げは終了、日比谷線への荷物搬入を手伝い帰宅した。
こうして長い一日は終わったのであった。
初めて参加したAVTOKYOであったが六本木のクラブで半田付けを行うという貴重な体験が出来たのでとてもよかったと思う。
参加者がクリックして遊んでくれてるのを見て半田付けした甲斐があったなと実感した。
個人的には表面実装のコツが掴めたので半田付けがちょっと上手くなったかも。